11月 202013
 

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IBM PC/ATが発売したのが1985年ですが、本機は更に遡り1983年に登場しました。
当時の本体価格は100万円を超えており、このキーボードも単体で43,000円という今では考えられない価格になっています。
スキャンコードが違うので今のOSでは動作しませんが、一部のコレクターからは伝説の1枚として称賛されています。実際にUSB変換機を使い接続したところ、チャタリングが発生し続け使えませんでした。

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ALPS緑軸灰接点です。昇華印刷が使われており、5550にしては珍しく筐体が欠けていませんでした。
筐体に直接書かれた印字はプリント印刷な感じがしますが、黄ばんでいないのでPBT樹脂かも知れません。
初期のロットでは肉厚な二色成形のキートップとALPS緑軸黒接点になっているので、コストカットの現れかも知れません。それでも今のキーボードより豪華な作りになっていますが。

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キートップ全体に糊がべったりと付いており、糊の製造現場で使用されていたのかなと想像できます。
動作しないのもありますが、個人的に汚くて使いたくないので動画は用意していません。

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ステップです。ピントが合っていません。
ポジションキーがくぼんでいます。

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5pinですがATとは違います。ケーブルはゴムホースのようなギザギザが付いていました。

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スピーカーです。昔のキーボードだと、このスピーカーが空になっていたり水抜き穴になっていたりします。

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株式会社システック
詳細連絡先
S/N 99C9659
P/N 4773313
EC No. A152-4
E86073
S/N 99C9659
このキーボードが市場に出回るに辺り、マジックで連絡先を消したのでしょうか。光を当てたり斜めから見ても読み取れませんでした。
投げやりな手書きシリアルがなんとも言えない味を出していますね。

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IBM 4773376
この型名でググってもなにも出てきません。マルチステーション5550をレビューしている方は数人いますが、分解はこれが初めてかも。

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足です。PC/ATキーボードと同じ作りになっていますが、こちらはスプリングがむき出しになっていて足が固定されています。
PC/ATはスプリングにもプラスチックのカバーがついており、固定はされていません。画像

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紙フェノール基板です。NEC製のチップが乗っていました。

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NMB 50 S 500 8Ω 0.5W TAIWAN 64 M 230
みんな大好きミネベアです。検索をしたらスピーカーも作っているようです。

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IBM 4773377
入力し易い型名です。私以外に分解している方が居ないのか、ググってもry

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ALPS 12KC654D TW-99 94V-0
試しに検索してみたらちゃたりたいねの記事が出てきました。IBM 5140 Convertibleも基板はALPS製造なのです。

海外ではAppleやAT101があるので昇華印刷のキートップも多いですが、日本語配列の昇華印刷は希少です。
部品取りとして使って居る人が多い5550ですが、個人的には本体をそのまま使いたいですね。
移植先がFILCO ZEROやDATACOMPだと剛性が落ちてしまうのです。
黒接点のマルチステーションは気が向いたらレビューします。

私の記事より知的で為になる参考元
IBMマルチステーション
ibm_4773313 – sandy55
4773313 — マルチステーション5550鍵盤 – 鍵人 kenjin

  2 Responses to “IBM マルチステーション 5550 IBM 4773313 ALPS緑軸灰接点”

  1. 詳細なレポートありがとうございました。

  2. […] 前回の記事で紹介したマルチステーション5550の初期モデルです。 古今東西多種多様なキーボードがありますが、このALPS緑軸黒接点を採用したキーボードは伝説の1枚と言っても過言ではありません。それくらい珍しい物です。 しかしながら筐体の剛性が弱く、私以外にも保有している方が数名いるのですが、どこかしら破損しています。 これ以上壊れないことを祈りながらレビューしていきます。 […]

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