3月 212014
 

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NEC 楽々キーボードです。1995年1月に発売されたモデルなので、まだPC98が現役だった時代です。
親指シフトが今でも生き残っているのに対し、このM式は1998年9月にUSB接続のエルゴフィットキーボードをリリースしたのを最後に終息品となってしまいました。
親指シフトを採用した過去のキーボードは見かけるのですが、この楽々キーボードより古いM式のキーボードは滅多に見かけません。日本でPC98が覇権を取っていたにも関わらず、このM式はあまり推されていなかったのか普及していません。
個人的に今のOADG準拠は好きじゃ無いのです。ローマ字入力は向かないし、かな入力は五十音(正しくは47種)もあるせいで一部の文字が遠くになって打ちにくくなるしで微妙なのです。
それに対してM式はローマ字入力を最適化することで入力速度が従来のQWERTYの2倍になる優れ物です。
残念なことにWindows OSで動作するM式が終息品になっているので使う機会がありません。オークションにも滅多に出品されず、尚且つ高騰するので逃してしまうのです。

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正しいニューメリックロックの使い方です。本来はテンキーと機能キーを両方とも設置出来ない場合に使われるのですが、何故かフル配列でもニューメリックロックが置かれているので、パソコンに詳しくない人が「なにもしていないのに数字が入力出来なくなった。」とサポート担当の人を忙しくさせるのです。
個人的にはインサートがオンになっているのか分かるようにして欲しい所です。

NEC_PC-9801-98-S02_11ALPS黄軸です。NECは何故か在庫を大量に持っており、1998年に製造されたエルゴフィットキーボードでもALPS黄軸が使用されています。
NEC_PC-9801-98-S02_12スタビライザです。独立カーソルキーだけ肉厚なキートップになっています。しかしシルク印刷なので恩恵があるように思えません。
NEC_PC-9801-98-S02_13エンターキーにはゴムが貼られており、ッターン禁止になっています。スタビライザ部分にはグリスが塗られていました。
NEC_PC-9801-98-S02_14PC-8801のALPS青軸ではマジックで黒く塗られていただけでしたが、本機のSTOPキーは灰色のスライダーが使われていました。他のスイッチより重たいですが、指が白くなる程ではありません。

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NEC 楽々キーボード
型名 PC-9801-98-S02
製造番号 4Z00074ZA
サ○ズが出している楽々キーボードとは全くの無関係です。サイ○が出している楽々キーボードとは一切関係ありません。

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テンキーかマウスを繋ぐ端子です。たぶんテンキーを繋ぐのでしょう。
PC98のテンキーは色々と種類があり、ALPSロープロやボールコンタクトスイッチもあります。

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ステップです。ポジションキーが他のキーより深くシリンドリカルしています。

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上側の筐体。タイプスタンプは書かれていませんでした。

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ケーブル部分に謎のウェイトが仕込まれており、本体重量を重くしています。ALPS系はプレートマウントが主なので無くても重たいです。
Twitterで教えて頂きました。フェライトコアで信号のノイズ抑制用らしいです。

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ALPS 56AAAI654C
アルプス純正の基盤です。NECスイッチもアルプス電気が製造していたのではないかと言う疑惑が浮かんでおり、じゃあどうして一部スイッチはALPS刻印が書かれている物を使っているのかと謎が深まるばかりです。
NECかアルプス電気の関係者さんが見ていたら教えて下さい。

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謎の切り替えスイッチです。実はこのキーボード、分厚い説明書にビデオテープまで存在するのですが、存在するだけで情報が上がっていないので用途がさっぱり分からないのです。

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画像では分かりにくいですが、下キャビネットの色が違っています。薄い黒と言うか、濃い灰色と言うかそんな感じの色です。
アルプスは物によっては下キャビネットにALPS刻印が書かれていないので、刻印の有無は関係ありません。

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カマキリです。通電確認はしていませんが、130gで底打ちします。Deskthority wikiによると120gで入力されます。


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接点ユニットが焼きリベットで固定されていない…だと!?

分解したとたんにばらばらと中身が落ちてきてしまい、



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そりゃまつらいさんも発狂します。
この後、無くなった接点を探すことを考えると気が滅入ります。

総評…使えないキーボード。しかも特殊な配列を評価しろなんて


そんなん考慮しとらんよ…


やはり私では評価することが無理でした。ちなみに変換機を使ってもドライバが無いので一部キーが使えません。
特殊な配列にも関わらずシルク印刷にするのは頂けません。ThinkPadやRT6652TWJPの印字が消えていることが多々ありますが、本機でそれをやられるとキーを見ながら打つことが出来なくなってしまいます。これが打てるか!無刻印キーボード!のようになってしまいます。
STOPキーは重たくなっているので接点に当たったときのタクタイル感が分かりにくくなっていますが、じっくり押すと接点に当たっているのが分かります。
良い物だと思うのですが、いかんせんQWERTYに慣れてしまうと交換する気になれないのが本音です。親指シフトはワープロ時代から存在したので根強い人気がある裏で、無くなっていく配列があることが残念ですね。
ステノワードもPC98用でリリースされたのが初出でしたっけ。あれも生産が終わっているのです。QWERTYとOADGが産んだ遺産が重くのし掛かってきます。

動画はありません。

  3 Responses to “NEC 楽々キーボード PC-9801-98-S02 M式 ALPS黄軸”

  1. うp主がホモセクシャルだってことが、この記事ではっきり分かんだねー

  2. 実は、未だ現物を持ってたりします。
    使っていませんが。

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