11月 022014
 

ぷらっとホームの MINI KEYBOARD II 日本語版で、型番は HMB630PJP です。
既に販売終了となっており、後継機種の MINI KEYBOARD III および 同 Pro が現行品としてラインナップされています。
本来は違うキーボードをレビュー予定でしたが、状態が良くなくメンテしたいのと片づけをしていたら出てきたのでこちらを先にします。
沖電気が続いたのは本当に偶然です。

 

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まずは全体を見てみます。ヤフオクで中古品を落札したので全体的に黄ばんでいますが、ぷらっとオンラインの画像によればもとはもっと白いようです。
PS/2のため、キーボード用とポインタスティック用でPS/2ケーブルが途中から二股に分かれています。
PS/2ポートの色分けには対応していないため、コネクタ付近にラベルで “KEYBOARD” と “MOUSE” と貼られているので識別には困りません。
分岐部分もちゃんと固めており、ケーブルの耐久力に心配はなさそうです。

 

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本体部分のアップを見てみます。英数より右は多少キーが小さくなっているものの、それでも妙な配列ではないので打ちやすいです。
無理に詰めたものは”\”キーが最下段にあったりとかDELキーが最下段にあったりとかを見かけたことはありますが、さすが国内メーカーです。
“G””H””B”に囲まれた部分にポインタスティックがあります。ベン図みたいですね。いや、そうでもないですね。

 

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ひっくり返してみると、ぷらっとホームの型番 HMB630PJP とともに沖電気の社名と型番 GK4300AA を併記してあります。
出どころがわかると安心できますね。

ラベルには一緒にディップスイッチ設定が書かれており、Caps Lock と左側 Ctrl を入れ替えられるようになっています。
が、先ほどの本体写真で気づかれた方も多いと思いますが、一番左下には Ctrl ではなく Fn が配置されています。

「このキーボードを使う人はどうせ Caps Lock と入れ替えるから、左下は Fn でいいんじゃね?」みたいな軽い気持ちで配置したのかはわかりませんが、入れ替えられるにしても左下は Ctrl にしていただきたかったです。是非。
なお、後継機の MINI KEYBOARD III/Pro では左下が Ctrl になり隣が Fn と、逆になっています。

 

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キートップを外すと、ゴム椀が見えます。
写真を見ていて気づきましたが、ゴム椀の設置には縦向き横向きがあるようです。

 

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さらにキートップを外して裏返します。
スライダー一体型で、上下か左右の2カ所にツメがあります。

 

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キーボード自体も大きくないため、キーの高さは高くありません。
ポインタスティック用の切り欠きを見てみたくてあえてGとHを外しました。

この高さでも普通に打って底突きはしているようなのですが、どうもシャッキリしない打鍵感なのであまり好きではありません。
強く押し込んでもグニグニ感はないのですけどね。
ゴム椀が落ちるまでに少し遊びがあるのが原因かもしれません。

 

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切り欠きはザラついています。通常のキートップとして作った後、機械か何かで削ったのでしょう。
専用に成形された感じは受けません。

 

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Enter キーにはスタビライザーが2本入っていました。

 

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スタンドは閉じるか開くかの2択でクリックがあるため、中途半端に立てると置いた時にズレてガタンとなります。
自由度は低いです。

 

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背面というか上方側面というか、とにかくケーブルの出る面にマウスをつなげるためのPS/2ポートが1つあります。
これもしかしてマウスを繋げたらポインタスティックと同時使用できるのでしょうか。

 

謎は謎のまま開けてみます。
裏面のケーブルルーティング上にあるネジを2カ所外せば簡単に開きます。
が、そのままではケーブルと基盤がくっついているのでゆっくりコネクタを外します。

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うまく外れたときの底面がこちら。基盤一式は上面パーツにくっついています。
コネクタが短いため、組み立てなおすときに苦労しました。

 

 

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上面を裏から見た図です。(ややこしい)
穴がたくさん開いた鉄板がキーの裏側にあたります。

上の茶色い基板がメインのコントロール部、下の細長い緑の基板はポインタスティックの左右クリックです。
基板が見えるとうれしくなりますね。
OKIのロゴ入りのラベルには “980327” とあります。恐らく製造年月日でしょう。製造年月日と信じたい。

 

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緑の細長い基板の表側で、左右クリックを担当しています。
OKIロゴと GKH-8B や PU4005-6646 2 という型番らしき印刷も見えます。
左クリックが SW3、右クリックが SW2 ですが、SW1はどこにあるのでしょうか。

 

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今度はメイン基板の裏側です。ネジ留めされているので外してからフレキケーブルに従って裏返します。
緑LEDが3つ並んでいますが、NUM LOCK とか CAPS LOCK とかのアレです。このキーボードではLEDインジケーターがセンタリングされています。

 

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メイン基板の裏側を裏返した表側です。
GKH-8B、H6PJ-[ ]、PU4005-4765 2、H6P1、PU4005-6644 2 と色々印刷されているのでよくわからないまま書き出しました。

中央のCNSENCと書かれたコネクタにはポインタスティックのカーソル部分が繋がっていましたが邪魔だったので外しました。
その右上に SW1 がありました。Ctrl / CapsLock の入れ替えスイッチですねこれは。

 

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さて、ようやくキーまで来ました。
樹脂層上下の突起と鉄板層上部でっぱりの穴でカッチリ止まるため、安定します。
組み立てで元に戻す時もこれがガイドとなり楽です。

 

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横から見るとこんな感じで、
 —- キー —-
 —- 樹脂 —-
 —- メンブレンシート —-
 —- 鉄板 —-
の層になっているようです。
ようです、というのは、固くくっついていてこれ以上バラすことが出来ませんでした。
接着剤でも使っているのか、どこか固くかみ合っているのか。とにかく層をずらすことも難しかったので諦めます。
しかし薄い。

 

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上で話の出た、突起ガイドです。ガワのほうにも穴があるのでそこに合うように設置できます。

 

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忘れていました背面のPS/2ポート。
これも別基板で鉄板にネジ留めしてあり、当時のPS/2ポートの重要さに思いを馳せることが出来ます。
思いをはせることは自由です。

元々はサブマシン用に買って使っていましたが、左下が Ctrl ではなく Fn だったことも災いし、キーボード切換器を導入してメインキーボード1台で済むようになったため使わなくなっていました。
キーが固く手が痛くなったのも使わなくなった理由にあったなぁと思い出しながら触っていたのですが、久々に使ってみるとそれほどでもありませんでした。
しかし、しばらく打っていてわかりました。左Ctrl や 左Shift を左手小指で内側に巻き込むように押すことがあるのですが、どうもそれが斜め方向のチカラになるのでスライダーがうまく降りずに引っかかり、結果、固いという印象になっていたようです。
グリスアップすればスムーズになるのかもしれませんが、如何せんPS/2ポートのキーボードも古いPCをセットアップするときくらいにしか使わなくなってしまったのでそこまでメンテナンスするのも時間的費用対効果で厳しいです。

ぷらっとホーム自体が業務用メインのところですし、省スペース・マウス付き・PS/2接続ということで保守部品やたまにコンソール接続するサーバー用途として使うのが良いのでしょう。
ただPS/2はホットスワップ出来ないので、PC側が空いていればそこに刺しておくことでいざというときの備えにはなりそうです。
マウスもホイールなしでは厳しいですし、PS/2コネクタ付のコンパクトUSBキーボードもいまや多いですし、時代が変わって積極的に使う理由が失われたようになってしまいました。